« 1年ぶりの積雪 | トップページ | 久々の物作り »

2012年2月 3日 (金)

「燃費」を真剣に考えてみる

一昨日アメリカで、「ホンダのハイブリッド車の燃費が広告と違う」と訴えていた女性の裁判で、ロス裁判所は女性の訴えを認めてホンダに賠償金を命じたそうです。「実際の燃費はカタログ数値の6割程度だった」と主張していたのですが、ホンダ側は「アメリカ当局の基準で表示していて、運転によって変わる」と主張。でも結局女性の主張が認められた形になりました(ホンダは不服として上訴の予定)

一見、アメリカの人は強引だな~と思うけど、実際に自分の車に乗ってみて、カタログ燃費と比較してどう思います?
実際の燃費が6~7割ぐらいだと思う人が少なくないはず。そりゃ「がんばってエコ運転して、かなり数値に近い燃費が出てるぞ」と言う人もいるでしょうが、大抵の人は普通に運転してて「カタログと違わない?」と思っているはずです。

2012hobby002参考例として、うちのデミオを挙げてみましょう。

デミオのカタログ燃費は、10・15モードが30.0km/l、JC08が25.0km/l。
そして実際に乗ってみて、街乗りの燃費の平均は16~18km/l、遠出したときの燃費が21~23km/lぐらいです。
どう見てもカタログ燃費は高速で一定走行した時の燃費にしか思えませんね(^^;)
ちなみに、会社の人でプリウスに乗ってる人の話では、実際の街乗り燃費は22~23km/lだそうです(カタログ燃費はJC08で32.6km/l)

要は日本の10・15モードでもJC08でも、実際の燃費計測はプロのドライバーがきっちりとした計測速度で走って出した数値だと言う事。ある雑誌では「サーキットで20年走った経験を持つドライバーがサーキット専用のセッティングで走って出すラップタイム」と表現していましたが、全くその通りだと思います。

ここでアメリカの話に戻るけど、アメ車のイメージって「燃費が悪い」というのが一般的ですが、実際には普通に乗れば日本車の同排気量車と大差ないのだそうです。アメリカでの燃費はちゃんと街乗りの燃費と高速の燃費の両方を公表しています。そして実際の燃費と大きく大差ない数値にしているそうで、例えば日本車でもフィット(1500cc)が街乗り11.5km/lと高速14.1km/lと表記されています(日本のJC08では19.0km/l)。かなり実際の燃費に近い数値になっています。
要はアメリカ人は「広告の燃費を信じて買っている」と言う事。だから実際に乗ってみて燃費が悪いと、今回のような訴訟が起きてしまうわけです。日本人はおとなしいし争い嫌いなところがあるのでそんな訴訟が起きない、それが結局今のカタログ燃費が続くわけです。そして輸入車の燃費を見て「日本車の燃費が一番」と輸入車を敬遠する、さらにアメ車は「あれは燃費が悪いのばかりだろ、TPPやったって買わねえよ、あれは燃費のいい軽自動車を叩き落すネタだ」ということになってしまうわけです。そろそろ、もう少し実際の街乗りに基づいた燃費計測にして欲しいものですけどねえ…

|

« 1年ぶりの積雪 | トップページ | 久々の物作り »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

車関連」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 1年ぶりの積雪 | トップページ | 久々の物作り »