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2012年6月 5日 (火)

少しは大人の対応を

小学校の頃、ニュースで「○○菌の感染が相次ぐ」と報道されると、子供の発想は残酷なもので、いじめられっこ××くん(仮名)を「××菌だ」と言い、私(一例)が××くんの机椅子を触っただけでも「××菌に触った」といういじめがありました。私自身もそういう目にあった事があるので、××くんのつらい気持ちも分かります。しかし相手はその報道が落ち着くまでこのいじめは続けるわけで、何が楽しいんでしょうねと思います。菌なんていくら殺菌効果の薬品を使ったってそこらじゅうにある上に、いじめ相手だって運動場転んで、怪我で化膿するのは細菌防御ゆえだって分かっているのに。

で、何でこんな話をするのかというと、震災ガレキの広域処理問題ですよ。ようやくあちこちでガレキの焼却処理が始まっていますが、「放射性物質が飛ぶからやめろ」と反対する人もいるだけでなく、「あそこは震災ガレキを燃やしてるから子供を連れて行けない」と父兄の反対で、修学旅行の行き先を変更する学校まで。何か先ほどのいじめとまったく変わらないような気がするんですよ。
ちゃんと放射線量を測って、基準以内であることを確認しているのにもかかわらず、「そんなの信用できない」と人間バリケードまでする地元自治会までいる始末。でも、福島原発周辺ならともかく、岩手や宮城周辺のガレキにまで疑いをかけるのはどうかと。
今は日本のあちこちで放射線量を測っている状態ですが、震災前に放射性物質はまったく飛んでいなかったわけがないと思うのですよ。実際、受け入れた静岡県島田市での試験焼却の際、岩手県山田町での放射線量より、静岡市周辺の方が放射線量がわずかながら高かったという事までありましたから。
それに放射性物質を使っているのは原発だけではありません。医療現場だって「放射線治療器」を使っているし、温泉でもおなじみのラジウムだって立派な放射性物質。「セシウムやストロンチウムが危険だと言っているんだ。医療や温泉の物質と一緒にするな」と言われるかもしれませんが、医療や温泉の物質だって、体に全部いい物ではない事は分かるはず。昔アフリカの村で、不法投棄されていた医療廃棄物の放射性物質を、何も知らない村人が「キラキラ光るすごい物だ」と手に取ったり家に置いたりしている内に、全員体を崩したという事件もあったぐらいですから。
もちろん、「震災ガレキは全く問題ない」というわけではありませんが、原発アレルギーで過敏に反応しすぎるのはどうかと。ほんとの「絆」とは何なのか、一番被災地を復興させる方法は何なのか、もっと冷静に考えて欲しいと思うのです。

そして、そんな原発アレルギー者の中には、子供の前でタバコをスパスパ吸ったり、プラスチックゴミを分けずにまとめて捨てたりしながら「そんな放射性物質なんて危ない場所に子供を連れて行けない」と言う人もいるような気がします。「アホか」と思いますね。タバコの受動喫煙は言わずもがな、プラスチックをまとめて焼却炉で燃やした際の有害物質の方が、どれだけ子供に悪影響を及ぼしている事か。もう少し大人の対応をして欲しいと思います。

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