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2012年9月26日 (水)

オスプレイと尖閣諸島

はい、いつもの勝手ながらの政治話です。

最近はずいぶん尖閣諸島の問題で揺れていますねえ。中国は強硬姿勢を見せている上に、たびたび巡視船を派遣するなど、領土を主張し続けたりと。結局迷惑をこうむるのはお互いの国民だけなのですが…それにその対応に現政権に批判が集中していますが、そもそものらりくらり外交をしていた自民党政権のツケが回ってきたのに、それを何とか解決しようとすると批判を受けると言うのはどうかと。
その一方で、アメリカ軍が新輸送機オスプレイの試験飛行を始めて、山口県と沖縄県が反発を続けていて「危ないだけだから撤収させろ」と言う状況。人的ミスの問題といくら言っても、マスメディアが妙に細かい部分まで指摘して、それを国民に不安を助長させているところも。何だか浜松に配備された哨戒機AWACSの反対運動の時の事を思い出しましたよ。でも今では普通に飛んでますがね。
どんな機械でも問題はつき物。軍用機だからいざ1つ問題があれば「いらない」と言いますが、旅客機は1つ問題で墜落事故を起こしても、「修理対応しました」で、誰もその機体を「もういらない」とは言いません。結局は「運用しなければ問題は見えない、なくすと言う事は問題がなくなるのではなく、問題を棚上げにするだけ」だと思うのですが。

そして、この2つの問題はつながっているようにも見えるのです。そもそも沖縄は琉球王国時代から中国と密接にかかわっていた所。中国に貢物を送り、属国になると誓いを立てている事もしました。それが江戸時代になって薩摩藩が乗り込んできて、「国は残すが特産物はよこせ、中国との交易をさせろ」というひどいやり方で「交流」をするようになりました。北海道の昆布が沖縄で1番消費されているのも、薩摩藩が北前船で持ってきた昆布を中国に輸出する際に、沖縄経由にしたからだと言われています。そして明治以降はそのまま沖縄県として琉球王国を解体して編入してしまいました。何せ明治政府は薩摩藩が牛耳っていたのですから。
そんな経緯もあるわけですから、中国にとっては「沖縄も中国の領土だったのに、日本に掠め取られた」と思っていても不思議ではありません。でも沖縄には太平洋戦争の際にアメリカ軍がやってきてそのまま接収してしまい、中国はまたしても手を出せませんでした。そして沖縄が「日本の領土」として組み込まれて、さらに日米安保条約によって守られている状態になり現在に。だから中国にとっては「せめて尖閣諸島だけでも中国に」というのが本音でしょう。
だから、もし、沖縄からアメリカ軍が全面撤退したとしたら、おそらく中国は軍艦を周りでうろつかせて、沖縄本島とその周辺も領土を主張するようになるかもしれません。皮肉な事に、沖縄が撤退させたがっているアメリカ軍に、沖縄は守られているといっても過言ではありません。だから、非武装の民間漁船や、低武装の巡視船は何度でも向かわせて主張する事は出来ても、軍艦は向かわせる事は出来ないわけで。せいぜい空母を完成させて、「どうだ、これだけの装備があるぞ」とけん制するのが精一杯です。フィリピンなどと領土を主張している南シナ海には、中国軍をたびたび配備しているのもそれを象徴するものです。

だから中国にとって怖いのは、アメリカ軍の防衛力の強化。オスプレイは軍用ヘリよりも輸送量も航続距離も優れているため、かなりの広範囲を守る事ができます。
もちろん、「安全だからアメリカ軍の基地を残すべきだ、オスプレイも強化すべき」というのは間違ってますが、それでも尖閣諸島を領土を主張するなら、それなりの防衛力を保持しなければならない事も忘れてはいけません。平和を保つためには、様々な脅威から守るための軍備も必要なのですから。

結局、オスプレイが配備されるのを一番嫌がっているのは中国なのかもしれませんね。

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