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2015年11月10日 (火)

VW問題に思うこと。

てなわけで、東京モーターショーの話。
あちらこちらで各メーカーが盛り上げていましたが、気になっていたのがディーゼル車の不正プログラムの問題の渦中にあるフォルクスワーゲン(以下VW)のブース。さぞかし車の数も少なく寂しいことになってるかと思いきや・・・

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意外なほど大盛況でした(^^;)人も大勢訪れていて、問題に関する謝罪の張り紙とかもなく普通に展示されていてホッとしました。もっとも、積極的に紹介していたのはハイブリッド(HV)や電気自動車(EV)などで、今後はHV側にシフトしていくとの事。まあ世界的に問題を起こしたのだから、今後はちゃんと対策を施して巻き返しを期待したいところです。車そのものの出来はトヨタより良いのですから。

しかし、この問題でまたディーゼル車が槍玉に挙げられるのが心配です。ネットでも「これでトヨタの天下は決まり」「ディーゼル車はもうだめ」と書かれる始末。
でもディーゼル車は10年前に比べたらかなり改善していると思うのですよ。もちろんうちでもCX-5に乗っているからというのもありますが、音もずいぶん静かになったし、黒煙を出しながら走るイメージはほとんどありません。ヨーロッパでは誌上テストをした結果、「どのメーカーも排出ガス規制基準の3~4倍のNOXを測定」と書かれたそうですが、燃費だって実際のカタログ燃費のような数値はなかなか出ないのと一緒で、そこまで叩かれるものではないのです。
それに排出ガス数値は燃料の「質」にも問題があると思います。
日本やヨーロッパ、アメリカのそれぞれで燃料の成分基準がバラバラになっていて、
例えばガソリンのオクタン価ではレギュラーガソリンの基準が日本が89以上、ヨーロッパ95以上、アメリカでは91以上(いずれもRON数値)で、ヨーロッパ車は現地でレギュラー仕様でも日本ではハイオクでないとダメなのはここにあります。
軽油も硫黄含有量が日本とヨーロッパが10ppm以下なのに対してアメリカは15ppm以下。これもアメリカでディーゼルが売りにくい原因なんじゃないかと思います。
だったら燃料を世界共通基準にすればいいんじゃないかと思いますが、何せ国同士の争いの原因にもなっている石油の話。メジャーの石油企業がそう簡単にコストのかかる世界共通化をするとは思えません。

VWに限らず、どのメーカーも「世界のどの地域でも環境にやさしく良く走るエンジン」を作るために四苦八苦しているのは事実でしょう。そこにあせりすぎたVWが起こしてしまった問題。他のメーカーの苦労までけなすような風評被害だけはなくなってほしいものです。

ともあれ、VWには再起を期待したいです。

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